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April 07, 2005

楽器の話(バス・クラリネット編)

高校の入学と同時に吹奏楽部へ入った。そう、念願のフルートを吹くために!?

見学のあとで希望の楽器を書いた紙を提出した。第一希望は当然フルート。第二希望はエレキベースをやってたのでウッドベースに。第三希望はクラリネットにした。不思議と金管楽器はあまり興味が湧かなかったのだ。

第一希望は経験者以外に採用しないと言うことで却下され、第二希望は背が低いからと却下され、第三希望に。。まっ、高校の部活なんてそんなものだろう。

んでクラリネットの部屋へ行くと、周りは全員女性。。今にして思えば素晴らしい環境(?)だが、当時は非常に恥ずかしかった。そこで先輩から申し渡されたのは「男の子だからバスクラリネット吹いてね」だった。まさに運命の出会いはこの一言から始まった。

「バスクラリネット??」初めて聞く名前の楽器。初対面の印象は「なんだこの木炭の化け物は??」だった。。

簡単に説明すると、クラリネット族は吹奏楽で使われるB♭管ソプラノクラリネット(通称ベー管)とオーケストラで使われているA管ソプラノクラリネット(通称アー管)があるが、そのベー管の1オクターブ上の音が出るソプラニーノクラリネット(通称エスクラ:E♭管)、逆に低音域のアルトクラリネット、バスクラリネットがある。バスクラリネットはベー管のソプラノの1オクターブ下の音域を受け持つ。金持ちのバンドはコントラアルトクラリネット(吹かせてもらった時に楽器が大きすぎて椅子の上に立たないと地面についてしまった・・・)、コントラバスクラリネット(ほとんど金属でできてます)を所有してたりもするけど、一般的ではないですね。。

はっきり言って花形の楽器ではない。ドヴォルザークが交響曲の中で3〜4小節のソロを与えている以外、クラシックの世界で聞くことはほとんど無かった。また、ジャズの世界ではよく使われていて、人気も無いわけではないけど専門職は少ない。ほとんどサックスプレーヤーが片手間に持ち替えで使っている程度だ。吹奏楽部でも正当に評価されない不人気楽器の一つだろう。

そんなわけで3年間の青春をバスクラリネットと共にすごすわけだが、どうしてもサックスが吹きたかった。花形の主旋律を吹きたかった。だからバスクラリネットでサックスのようなフレーズを吹いたり、クラリネットなのにでバンバンとビブラートをかけたり(通常クラシックのクラリネッターはビブラートを使わない場合が多い)した。

まさに異様だった。。ちんけな高校生がバスクラリネットで一生懸命にチャーリーパーカーのヤードバード組曲やスクエア、マルタ、渡辺貞夫さんの曲のフレーズを練習しているのだから(^^;

高校を卒業してからは全くバスクラリネットを触る機会がなくなってしまった。チャンスがなくなるとあこがれてしまうのは俺に限った話じゃないと思うけど、もう一度吹いてみたいと思っている。ジャンルはなんでもかまわない。しみじみとソロで歌ってみたい気もする。

おいらにとって一番最初に触れた管楽器。吹きたくて始めたわけでも無いのに、楽しくない思い出なんて一つも無い楽器。おいらにとってバスクラリネットは特別なものなのかもしれない。バスクラリネットソロで8曲くらい練習して自主制作CDでも作ってみようかな〜。

そんなことすら夢見てしまう。。今は憧れの楽器かも。。

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