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December 07, 2005

F#キーの謎

 今日は注射を5カ所に射された。と言ってもいつもの強ミノ(静脈注射60cc)とインターフェロン(筋肉注射1cc)なんだけど。だんだん欠陥、、いや血管が固くなってうちにくくなるみたい。
比較的痛みには強い体質(鈍感?)なのか人間が寛大なのか、注射を失敗されても(違うのをうたれたりされなきゃ)頭にはこない。だから入院中も新米看護士さんにはどんどん練習に使うよう言ってたくらい。それでも1日に5カ所は初めて(^^;

 さて本題。サックスを吹かない人には何やら意味不明のタイトルだろうけど、サックスって楽器は穴がいっぱいあいている。その組み合わせで音を変えてるんだけど、ソプラノ以外ではファの#(通常はF#という言い方をします)が最高音になってて、その音を出すために使うキーのお話。ちなみにソプラノではGキー(さらに半音上の音)がついてるモデルもあります。

 一般的に楽器は音域が広がればそれだけ音楽の表現方法も増えるわけです。音楽ってのパズルですから、使える音数が増えればその組み合わせも増えるって仕組みですね。
だからサックスの場合も高音域(低音域は物理的に感の長さで決まるので、その方向に音域を広げるには無理がある)を増やすために設計者は色々と四苦八苦してるわけです。
ただ、高音域の倍音(同じ管の長さで出せる違う音程)は数学的にはたくさんあるのです。だから練習をしてその倍音を自由にコントロールできれば高音域専用のキーを新たに取り付けること無く高音を出すことができるわけです。トランペットなんてキー(バルブ)が3個だけど音域が広いのはまさにその例ですね。

 サックスでジャズを演奏する人は昔から高音域を使う努力をします。ジャズがアドリブ(即興演奏)の音楽なので、使える音が増えればアドリブの可能性を増加させることができるからです。逆にクラシッックの場合、それほど高音域に頼る必要がないので(作曲者が楽譜に書かなければ使う必要がないし、そんなに高い音が必要ならその音域が出る楽器を使えば良いので)、あんまり利用されることは無かったんですが、最近は作曲者や編曲者もその音域を使うことが増えてきました。
そのため、より安定して高音域(フラジオ音域またはアルティシも音域と言います)が出るように改造されるわけです。

 しかしその反面、キーをたくさん取り付けると楽器本体の響きが抑えられてしまい、鳴りが悪くなる傾向になります。コップを手で抑えて叩くのと手を離して叩くのの違いですね。どちらも割れてしまう!って落ちじゃないですよ(^^;
そのためジャズを演奏する人はフラジオを出すための特殊な指使いを勉強する代わりに高音域専用のキーがついてない楽器を好み、逆にクラシック奏者はある程度楽器の鳴りを犠牲にしてでも安定した音程で高音域を出す方を優先する傾向(あくまで傾向。絶対的対比じゃないですよ)にあるようです。

 さて、なんでこんなことをダラダラ書いたかと申しますと、とある楽器屋さんのコメントに「ヴィンテージサックスマニアこだわりのハイF#キー無しモデル」なんて表記があったからです。
楽器コレクターの方の考え方は知りませんが、必ずしもF#キー無しモデルを求めるのがそう言う人ばかりではないってことを書きたかったわけです。

ヴィンテージに関しては、また機会がありましたら書いてみましょう。結論だけ言っておくと、アマチュアがヴィンテージに高いお金を払うなら、その分スタジオをいっぱい借りて練習するべし!かな。まっ、これも価値観の問題だけどね。

う〜ん、おいらの考え方、上手く文書で伝えられるかな〜(T_T)

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