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August 24, 2006

評論に求めるもの

 やっと仕事も終わり、漫画喫茶へ到着の私。心にゆとりがないと、些細なことでもいらいらしてしまう。はぁ、おいらも小市民さ~。

今回のイライラの原因は「レコード芸術」って雑誌の評論記事。金聖響さん指揮のOEKによる「田園」についての評論が書いてあった。

まず、このアルバムは先日買ったばかりで、個人的にはかなり気に入ってるってことは前置きしておきます。だから、おいらは若干ひいき目が入ってることは否定しません。

で、その記事では、ようするに「買うに値しないアルバム」と言ってるわけです。確かに指揮者も若いし、努力と才能だけでは埋められない「経験」ってものは不足してると思う。俺でも「この部分をこのままOKテイクにしちゃうの?」って思う部分があることも否定しない。それを差っぴいても、私は気持ちよく聞けたわけです。

だから、その記事で演奏の雑な部分や解釈が不明瞭な部分なんかを指摘してから「買うに値しない」と述べるのはかまわないと思う。しかし、冒頭に「買えない(買うに値しない)」と書き、その続きとして最初にあげたのが「冒頭部分のヴァイオリンにビブラートがかかってなくて気持ち悪い」とあるわけです。

う~ん、ビブラートがかかってないから気持ち悪い?そもそもビブラートが必要なの?そういう解釈は間違い?ブラームスの頃でもオケのヴァイオリンはビブラートが控えめだったって話もあるくらいなのに?

いっぱしの評論家が恣意的感情で記事を書き、それを掲載してもいいわけ?それって中傷とどう違うの?プロボクサーが喧嘩したら犯罪になるんだぞ?ペンを持って字を書く人が個人的感情で人のことをけなせば、それは名誉毀損に当たっても不思議じゃないと思うのは俺だけ?

と、珍しく書きなぐったけど、あんまり陳腐でつまらない文書だから、もし暇な人がいれば買ってまで読む必要はないと思うので、立ち読みしてみてちょ。そして、どっかで金=OKEの「田園」を聴いて、自分の耳で判断してみてちょ。

私が思うのは、少なくとも評論家たるものは、自分の耳で感じたことを客観的に分析し、それを一般の人に伝えるのが仕事だと思ってます。

少なくとも「レコード芸術」と言う、歴史ある素晴らしい専門雑誌が、そのような評論家の記事をなんの疑いもなく掲載するなんてのは私には信じられない。大昔にスィングジャーナル誌でさまざまな誌上論争があったけど、あれ以来その雑誌が嫌いになったことがある。悲しいけど、雑誌が売れなくなる理由のひとつが、そういう編集の配慮のなさから来るものだと出版者の方は一個人の意見として受け止めてほしいものです。

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