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December 20, 2006

求めていたもの

 今日は小沢征爾=新日本フィルでチャイコフスキーの交響曲第1番を聞いてきた。3階席で9千円。まっ、世界の小沢だしね。ちょいと奮発しましたよ〜。

さて、演奏はと言うと、非常に満足の行くものでした。プログラム的にはユンディ・リさんのピアノによるラベルのピアノ協奏曲とチャイコの1番です。
1部のピアノ協奏曲、はっきり言って好みではありませんでした。これは、たんにおいらがラベルのピアノ協奏曲を聴けるほどのスキルを持ち合わせていなかっただけだと思います。なんにせ、めちゃくちゃ難易度が高い曲のようで、例え新日フィルの面々と言えども、結構いっぱいいっぱいの演奏だった気がします。
特にホルンのハイノートはめちゃくちゃ大変そう。それにファゴット!
はっきり言って、もし自分がファゴットプレーヤーだったら、絶対にこの曲だけは吹きたいと思わないですね(T_T)

1部のアンコールは2曲。って、アンコールがあるとは思わなかったですね。モーツァルトのピアノソナタ10番のどれかとショパンの夜想曲(有名なやつ)。
これがまた、おいらからすると異様に速かった。。
特に高速ノクターンは、まるで鈴鹿のヘアピンカーブ。まっ、軽く流してるって感じなんでしょうか。。すげぇとは思ったけど、あらためてじっくり聴きたいな〜とは思わなかったです。

さて、本命の交響曲1番。まずこの曲の概略から。曲に対する感想はmixiの方にも書いたんですが、表題が「冬の日の幻想」です。さらに1楽章と2楽章にもそれぞれ「冬の旅の幻想」、「陰うつな土地、罪深き土地」とつけられてます。
3楽章と4楽章は表題無しです。
個人的には大好きな曲なんですが、3楽章と4楽章は完成された交響曲の一部というには少々無理があるように思います。
作曲者本人の中で、まだ未消化なんでしょうね。それが表題有りの交響曲の中にありながら表題の無い楽章ってことなのかな〜って思います。

この曲の1楽章と2楽章の素晴らしさは、おいらが北陸の生まれと育ちだから余計に感じるのかもしれませんね。音から故郷の冬の風景がよみがえります。

で、肝心の演奏ですが、さすがに世界のマエストロです。新日フィルは以前にも聴いた事があるんだけど、その時はそれほど上手なオケって印象は無かったです。それが、みごとに昇華されてる気がしました。
もちろん、個々の能力もあるでしょうが、それを指揮(指揮者)が引き出してるように思いました。

特に第2楽章は圧巻ですね。フルートの音量が少し大きかった気がしますが、オーボエの旋律は最高ですね。これだけでも9千円の価値はありました。
また、色んなオケを聴いてもホルンだけは良いと思った事が無かった(どうもホルンが好きじゃないようです)のに、今回は少々ホルンが好きになりました。
全体のバランスの中で、これほど美しいホルンを聴いた事がありません。
また、弦の流れの良さもひとえにマエストロの雰囲気作りからきてるものと思います。

まっ、第3楽章と4楽章はおまけでしょうね。先にも述べたように曲そのものが未完成だと思っているので。

また、アンコールはチャイコの弦セレ。これも素晴らしかった。はっきり言っておいら好みの演奏。

チャイコの1番は3枚か4枚しか持ってないけど、それらをしのぐに値する演奏会だったと思います。個人的には大満足でした。
やはり世界の小沢は世界のマエストロでありました。少々頭が大きかったですが(^^;

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